Q&A
質問:こんばんは。ギターの話大変参考になりました!
左手のリラックスがまさかフレットの寿命を左右するとは夢にも
思いませんでした。今回教えていただきたいのはそのフレットの
寿命を間違いなく縮めるんではないだろうかという噂の
チョーキングについてです・・・。
最近ブルーノートを獲得しました。(BGMドラクエのレベルアップ)
というわけで早速スリーコードでギターのアドリブをしまくると
いうのにふけっているわけですがチョーキングをするにあたって
主にトニックからみた2度の音を・・・まてよ・・・
マイナーペントれっけりゃあぐぁあ(舌を噛んだ)に対してだから
・・・4度の音でした!とにかくレに相当する音をチョーキング
するんですよね!しかしコレだけだとどうもまだブルースブルース
しないなぁという感じがします。他の音にもチョーキングが
使えるのでは?と最近思うわけです。
さらに今自分にとって未開の地に足を踏み入れたという事で
ブルーノートとチョーキングをバシバシ入れてるわけですがなんか
スマートな感じではないです。しつこいというかなんというか・・・
話をまとめますとチョーキングとブルーノートの上手な使い方を
はっきり知りたいというところです。
どうぞよろしくお願いします。(from あんちゃんさん)
回答:こんにちは、あんちゃんさん!
チョーキングの使い方ですね。
これはですね、基本的回答としては、
「全ての音にチョーキングしてOK」ということで良いのですが、
”ギタリストが良く使う節回し”というのが存在するんですよ。
節回しの事をフレージング、とも言いますが、演歌歌手が
こぶしを回すと、「ああ、演歌だ」という感じがするじゃないですか。
これは演歌の節回しなんですね。(最近はあえてこぶしを使わない
演歌歌手もいますが、あくまでも典型的例として。)
それと同様に、「あぁ、いかにもロック・ギターの演奏だ」と
言える節回しというのが存在するんですよ。チョーキングを
ソロの中に活用するというのは「何の音にチョーキングをするか」
ではなく、「ロック・ギターらしいフレージングかどうか」なんです。
だから、極端な事言ってしまえば、チョーキング使わなくっても
ロック・ギターらしいフレージングっていうのもあります。
スケールの理論が発達すると、どうしてもスケールの構成音ばかりに
目を奪われがちですが、本当に大事なのは節回しです。
これが出来ないと、どうしてもそれぞれの音楽ジャンル固有の表現が
出来ないのです。いくら、「俺はロックだ!」と言ってもロックの
節回しを覚えていないとロックに聞こえない場合があるんですよ。
節回しには、いくつかのポイントがあります。
1・音色 2・グルーブ 3・音使い 4・奏法
この4つを同時に満たしていると固有の表現が出来るようになると
思います。例えば、ロックをやるならば1・ロックっぽい音色
2・ロックなグルーブ 3・ロックな音使い 4・ロックな奏法
これを満たしてないといけないということです。チョーキングの話は
この場合4に、ブルーノートの話はこの場合3に該当しますが、
あくまでもこれだけではそれぞれ4分の1の要素しか満たしていないのです。
これに加えて、音色、グルーブ、音使い(これはスケール等も含みます)
が兼ね備えられたときに特定の音楽ジャンルを表現出来ると考えます。
是非色々なミュージシャンの節回しを研究して見て下さい!
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