■DTMシステム導入にあたってお薦めを教えてください。 |
質問:先生ご無沙汰しております。
シンセの件ですが、結局MOTIF ES6を購入いたしました。
音色が好きでそれだけで選びました。
DTMシステムを作ろうと考えているのですが、インターフェイス
やスピーカーや、DAWソフトなど、色々お金がかかるわけですが、
正直僕はどちらかと言うとプレイヤー志向な人間なので、
楽器とかにもお金を当然費やしたいですし、本格的にプロ試用
システムを構築する気はないので、ある程度のデモ音源作りが
できればそれでよいと考えているのですが、安からろう悪かろう
みたいなのもどうかと思うので、安すぎず高すぎずなラインが
一番妥当なのかと考えているのですが、いかんせんそのライン
引きが難しいのです笑。こんなばか者に、スピーカー、
インターフェイス、DAWソフトなど、お薦めで初心者でも
よさそうなものがあったりしたら是非アドバイスをお願い致します!
(from テイラーさん)
回答:暑いですね!はっきり言って夏バテになってしまいました。。
体力があまりないもので・・・しかも最近は地震や台風などで
何かと嫌な毎日ですね。
さて、スピーカー、インターフェイス、DAWソフトということですが
やはり、DAWソフトはCubaseが良いんではないでしょうか。
「Cubase SX」もそこまで高い、って訳ではないので頑張って買っても
良いですし、「Cubase SL」も良いとおもいますよ。また、
「Singer Song Writer8.0 VS」という技もあります。VSTプラグインも
使えますし、レコンポーザのように数値入力が出来るというところも
魅力的なソフトですね。
インターフェイスは、RMEかM-Audioが良いんじゃないでしょうか。
僕はRMEですが、かなり良いですよ。仕事先のスタジオ等ではM-Audioが
良く置いてありますが、これもかなり音良いですね。
スピーカーについてはこれは好みがあるので難しいのですが、僕は
自宅にはEVENTというメーカーのスピーカーを使っています。
ただしこれは通常のスタジオモニターなのでパワーアンプが必要
なんですね。ですから、自宅用で購入するのであれば、パワードモニター
というのを買ったほうが良いと思いますよ。
やはりこの中ではシーケンサーの選定をどれにするかが最も重要では
ないでしょうか。個人的にはCubaseの使用が一番多いですが、シーケンサー
として完成度が高いのは数値入力をサポートしているソフトだと思う
んですね。ストリングスの細かいニュアンスとかは数値入力が一番ですから。
また、最近はProtoolsに直接打ち込んで、生演奏もProtoolsにレコーディング
して完成、っていうパターンも増えつつありますので、今回お買いに
なられる買い物でずっといけるかどうかは残念ながら解らない所です。
一つのお薦めは、バンドメンバーや周りの友達が使っている環境と
全く同じにしちゃう、という手法です。僕も今実際悩んでいるのが自分の
作ったデモをメンバーに渡すということになった時に、ソフトシンセ等の
設定を含んだCubaseファイルでは無く、結局普通のMIDIデータで渡さなければ
いけないという事なんです。せっかくソフトシンセやソフトサンプラー
を使ってもメンバーがその環境を持ってなければ(シーケンサーは持っていた
としても、同じシーケンサーでなく、ソフトシンセも持ってなければ)
結局は普通のGM規格のMIDIデータにするしかないんですよね。それでは苦労して
高度な音作りしても共同作業は無理じゃん!ってことになってしまいます。
しかも、おまけの話ですが、仮にメンバー同士がCubaseを使っていたとしても、
仲間が最新版のバージョンで作ったCubaseファイルを僕のような昔のCubaseで
開こうと思ってもファイルが開けなかったりするんですよ(苦笑)
ですから、テイラーさんのバンドメンバーがCubaseであればCubaseにする、
メンバーがSinger Song Writerであれば、Singer Song Writerを買う、
(但しソフトのバージョンは全く同じ物にする)っていうのも実は曲を
共作する場合において賢い選択かもしれませんよ!では!!