■パソコンを使ったレコーディングのトラブルについて |
質問:最近になってですが自宅にあるもので実は学校と同じ
ぐらいの事が出来てしまうという事に気づき早速環境作りを
行ってついにカンパケできるようになりました!(はい拍手!)
しかし、多くの難関が徒党を組んで襲ってきたのです。
・処理速度&処理落ち
の二つです・・・。余り多くないですね。汗
この二つによって引き起こされる問題としてはまず
苦労してギターを弾いて波形にしたのに波形の再生中に
処理落ちしてビロビロのテープみたいに音飛びしてしまうと
いう大問題が発生します。これは由々しき自体です・・・泣
もう一つに録音ボタンを押して演奏したりミックスダウン
するところまではいいのですが保存してるのか何をしてる
のかは知らないのですがなが〜〜〜〜〜い時間またされます。
作業ホルダがどうのこうのという表示で1分ほど・・・・。
録音するたんびにこれではイライラしてワタシは禿げてしまいます。
ワタシはコレについて全てCPUが悪い!と決め付けてみました。
そこでノートパソコンではありますがなんとかCPUの性能を
アップしたりあるいは付け替えたりする事は出来ないでしょうか・・・
それとももし他にもいい方法があるのであれば是非とも
ご伝授いただけたらと思います。
(from あんちゃんさん)
回答:ドモドモあんちゃんさん、禿げるほどに悩んでいる
わけですね!そいつはまずいですぞ!!
さて、コンピューターについてですがCPUとメモリはどのくらい
搭載していますか?一般的にはCPUがペンティアム4以上、メモリが
1GB程度搭載してあれば、ハードディスクレコーディングは可能です。
メモリも結構ポイントになります。
CPUに関しては、自力で付け替えてしまう人もいるのですが、
僕は業者に任せるようにしています。しかし、BIOSというのが
ありまして、BIOSが対応しているCPUでないとアップグレードできない
はずなので、CPUがアップグレード可能かどうか、業者に見てもらった
方が良いと思います。自分でやるのも不可能ではないと思いますが
正直大変ですよ。
秋葉原界隈での暗黙の了解的な言葉がありまして、
「Free Live or Die」という言葉があります。秋葉原はこの言葉
で貫かれている町です。どういうことかというと、言葉のとおり
なんですが、何でもご自由にどうぞ。成功すれば良いですね。
但し、失敗しても一切知りませんよ。こういう意味です。
僕はギタリストとしての活動のほかに、「コンピューターと音楽の融合」
をテーマにデジタルコンテンツの制作をしていた事があるのですが、
その時に衝撃だったのが、まだ自作PCも一般的でない時代の1997年頃に
自分でコンピューターを作ったのですが、僕はギターの事しか知らなかった
ので、秋葉原に行って誰かにお願いすれば作ってくれるものなのかと
事態を軽視していたんです。ところが、店員さんは「うちは販売だけ
だから。構築は自分でやってください」と言われました。
これは今考えると当然の事なのです。構築するには構築のギャラを
お支払いするのが当然で、パーツを買ったからって、その代金に
構築料金が含まれると考えるのは良くない考え方だと僕は今なら理解
出来るのですが、その時はなんでやってくれないのかと思いましたね。
まぁ、そんなこんなで自分で基盤を買ってきてパソコンを組みたてた
のですが、総予算が五万円しかなかったので、パーツは全部ジャンク
ショップで買ったんです。基盤をPCIボードに刺そうと思ったら、何故か
ドライバソフトをインストールしてもボードを認識しない!何故だ!
と2日徹夜で悩みました。結果的にはボードの接触不良だったのですが、
自作PCというのは「自分で作りなさい、でも壊れようが知りませんよ」
この世界なんだと痛感したのです。
その時から、僕はプロとは何かということにこだわるようになって、
僕は音楽のプロなのだから、コンピューターもできないわけじゃないけれど
作曲をするために必要な環境を自分で作るということに力を入れるのではなく
良い曲を書くということ、良い演奏をするということが重要だと考える
ようになりました。DTMはシステム構築が大変です。自分でやるのも
良いことなのですが、今の僕ならあえてシステム構築のプロにお金を払って
作ってもらう、その代わりきちんとした仕事をしてもらう、ということを
するかもしれません。
恐らく、ご質問のトラブルは
・マシンのCPU
・マシンのメモリ
・マシンのオーディオインターフェイス
を良い物にすれば解決します。これらは妥協せずに良い物を搭載するべきです。
僕はRMEというメーカーのオーディオインターフェイスを使っていますが、
これはCubaseと抜群に相性が良いです。是非試してみてください!