■メタルの作曲をするにあたって必要なものはなんですか? |
質問:質問なんですが作曲するに当たって、必要なものってなんですかね?(汗)
俺ん中では、コード、スケール、ギターのエフェクター、メロディライン、
ベースライン、ドラムパターン、色ーんな曲を聴く・・・そこを踏まえては
自分のセンス(?)かなあ、と思ってるんですけど。
+αなんか必要な知識ってありますかね?(経験はさておき・・・)
ほとんど自分でやりたい人なんで(A型なんで^^;)今はとりあえず
覚えたてのスケール使って、作曲という未知の領域と格闘しとりますです。
質問の内容がよくわからないかもしれないですけど、根本は
いい曲書くにはどうすりゃいいんだ?ってこと・・ですかな^^;(from joeyさん)
回答:ドモドモ、joeyさん。作曲がんばってるようですね!
基本的に作曲っていうのはメロディーを書く事なので、それ以外の
全ての事は「アレンジの領域」の方に入ってくる話になります。
ロックやメタル系のジャンルの人はよくここを誤解するのですが、
ギターリフを作っても決して作曲している事にはならないので、
仮にリフから曲を作ろうとするのであれば、必ずリフとメロディーを
セットで書くべきです。リフはjoeyさんが書いて、メロディーは
ボーカリストが書くのであれば、それは「作曲はボーカリスト」と
世間では見なされますので要注意です。
joeyさんはメタルの作曲が多いですよね?確かにメタルの曲作りは
普通のポップスの作り方とはちょっと違うところがあるかもしれません。
大きく2つ、特徴がありますよね。まず「極端にアップテンポな曲が多い」
ということと、「いわゆるドレミファソラシドを使っていない曲がある」
ということだと思うんですよ。
まず、テンポの問題に関してはリズムマシンなどで、ドラムパターンだけを
鳴らしながらメロディーやギターのリフなどをイメージしてみたら
どうでしょうか。そこで、その高速ドラムパターンに合わせてアドリブで
リフを弾くというのはギタリストでないと厳しいですから、ドラマーの
joeyさんの場合、口でリフを歌ってみるとかが有効だと思います。
あと、ベースを弾きながらメロディーやリフを口ずさむというのも
アップテンポの曲が書きやすいと思いますよ。
次に、メロディーなのですが、確かにメタルにはドレミファソラシドを
使っていない曲が出現します。C Major Scaleだけでメタルが出来るとは
僕も思えないです。ここでは、フリジアン・スケールとロクリアン・スケール
という2つのスケールを紹介しますので、これでメロディーを作って
みたらどうでしょうか。
Aフリジアン・スケール=Aナチュラル・マイナー・スケール(♭2)
と僕は考えます。メタルの特徴に「半音で動くリフ」があります。
この半音の部分にフリジアンの特徴である(♭2)→要はスケールの
2番目の音を半音下げた音→♭9thとも呼べる音を使っていくと
スパニッシュ的というか、そういう雰囲気になりますのでメタルの
曲が書きやすくなると思います。
Aロクリアン・スケール=Aナチュラル・マイナー・スケール(♭2、♭5)
と考えます。メタルの特徴にもう一つ「減5度の多用」があります。
普通の音楽であれば「不快な存在である」減5度の音程はメタルでは
逆手を取って積極的に用いられる事があります。そういう時にこの
ロクリアンを使えば、♭5の音が使えますので、前述した
フリジアンの♭2の音も使えますから非常におどろおどろしい曲が
作りやすくなります。
このようにスケールには、そのスケールの特徴をあらわす音というのが
ありますので、そういう音を効果的に使っていくと、いわゆる
ドレミファソラシドから逸脱したような音楽が作りやすくなります。
試してみてください!