Q&A


  ■自分の詞に曲をつけてもらうには?
質問:Fumiyoshさん
郷土出身の「泉 奈応」さんのリンクを辿ってきました。
私は趣味で作詞をしておりますが、アマチュアサイトで、
詞を投稿しても曲を付けて貰えるって難しいです。
Fumiyoshさんが作曲をしていてこんな詞だったら付けて
みたいというキモチにさせるものって、何かありますか?(from Ginさん)

回答:こんにちは、Ginさん。泉奈応さんを応援していただいて
ありがとうございます。今後とも泉さんをよろしくお願いします。
泉さんの「雪訪い」の詞は僕もお気に入りなんです。(^^)

さて、「こんな詞だったら付けてみたい」という事についての
ご回答ですが、このサイトで僕がいつも気をつけているのは、
理想論を言うのではなく、あくまでも僕の仕事上の経験で得た
独自の考えを述べていくというのを主旨としているものですから、
このご質問も、そういう主旨で回答させていただくことをなにとぞ
ご了承お願いいたします。

現在の、詞の仕事の8割以上は、「楽曲が先に出来上がっていて、
完成したメロディーに詞を乗せていく」”曲先の仕事”であると
僕は考えています。従って、「詞に曲をつけてもらえる(詞先)」と
いう事自体が「運が良くないと無理」なのかもしれません。

演歌・歌謡曲に関しては詞が先な場合も多いと思いますが、あくまでも
僕のサイトでは「プロの仕事」という事に重きをおいた解説になって
しまいますので、詞先しか出来ないと言う時点で詞の仕事の8割は
取りこぼすことになってしまいますので、仕事としては厳しいという事に
なってしまいます。

ですから、回答としましては「曲先の歌詞が沢山かける方に歌詞を
お願いしたい」という事になってしまうのですが、技術的なポイントを
解説させていただくと、作詞家は楽譜が読めたほうが良いと思います。
特に「リズムがしっかりと分かる」方だとメロディーのイメージに
あった詞を書いていただけることが多いと思います。何故なら曲先の
仕事において、楽譜が読めないとメロディーの一音一音を理解し、
そこに詞をつけていくことが難しくなるからです。

仮に詞が先だったとしても、詞のリズムが悪いと最悪1番と2番の
歌い方が変わってしまったりすることもありうると思います。
それは楽曲に大きな影響を及ぼすので、詞のリズムは大事だと思います。
また、詞を聞いていて(読んでいて)、その情景が頭に浮かぶような詞
だととっても気持ちが良いですよね。是非そういう詞を書いていただきたい
と思っております。がんばってください!!

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