Q&A
質問:初めまして16の男です。質問なんですが、レスポールタイプの配線に
ついてお聞きしたい事があります。まず、トグルスイッチの一番リア側の
配線(今まで見てきた物とは少しタイプが違う3本ではなく4本出ている)は
ポット背面に半田付けするのでしょうか?それとブリッジアースはポットや
ジャックに半田付けしないと音はでないのでしょうか?トグルスイッチの方も
音はでないのでしょうか?配線を基本配線でおこなうとすればこの二つは
絶縁にしていいのでしょうか?どうか教えてくださいお願いします。(from改造初心者さん)
回答:こんにちは、改造初心者さんって凄い名前ですね!!
ご質問の答えですが、とてもがっかりする答えだったら申し訳ありません。
僕は、ギターの改造ということを生まれてから1度もしたことがありません。
ギターに関しては正直言って「弦が張ってあれば何でもOK」と考えています。
従って、仕事の現場に行った時に「そこに置いてあるギター」を弾きますし、
レコーディングではギターサウンドが指定される事もありますので、
そういうギターはプロ用の機材レンタルショップから
レンタルします。ツアー等の仕事でも実際にはレンタルが多いと思いますよ。
もう一つ別な側面からお話すると、ギターのリペアというのはギター工房が
やっている仕事なんですよね。ですから、僕達演奏家がリペアを始めると
言うことは、プロ中のプロのリペア職人に対して失礼になってしまうんです。
やっぱり仕事はみんなでやっていくものだと思いますから、僕はリペアや
改造の仕事はギター工房の仕事、僕らの仕事は職人さんが丹念に作って
くれたギターで「良いプレイをする」ということだと思っていますので、
改造をまず自分でやる、という概念が発生しないのです。
僕が自分でやるギターのセッティングというのは以下の4つです。
1・弦交換
2・オクターブ・チューニング
3・弦の高さ(弦とフレットとの距離)
4・ギターの弾き心地に違和感が無いか確認
弦交換なんて誰だって出きるジャン!と思うかもしれませんが、
弦はきちんと張らないと弾く人が弾くと、一音でチューニングが狂います。
チューニングはきちんとしないと、演奏中に気が狂ってしまうような
サウンドが出てきます。これも「きちんと合わせた」つもりでも、
実際にチューニングを合わせるのは大変なんですよ。
弦の高さはチョ−キングをしたり、スライド・バーを使うとき等に重要に
なってきます。4の弾き心地については普段からそんなことを日常に
やっているわけでは無く、「弾いていて気になればリペアショップに
相談する」という確認の意味です。例えばネックの反りとかですね。
下手にネックを自分でいじったりして「さらに悪化した」場合は
もう最悪です。元通りにはならないかもしれませんよ。
そもそも、改造って「こういうサウンドが出したい」という動機で
始めるものなんですよね?僕はそういう時は「自分の指」でなんとか
しようと考えます。例えば柔らかい音は柔らかく音を出す奏法が
あり、ヘヴィーな音を出したければそういう奏法があります。
僕の見地からの回答になってしまいましたが、よろしければ
ご参考になさってくださいね!!
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