Q&A
質問:こんにちは、一つ教えてください。
プロデューサーになるにはどんなことが
出来れば良いんですか?ってゆうか
プロデューサーって何する人なんですか?
アレンジをするんですか?作曲(?_?)
好きなプロデューサーは誰ですか?
(from裕太さん)
回答:裕太さん、こんにちは!!
答えが非常に多岐に渡る可能性がありますので、
質問を、
・プロデューサーになる為に必要なスキル
・プロデューサーの役割
という2点に絞ってお答えしたいと思います。
まず、プロデューサーとは辞書で国語辞書を
調べると、
「プロデュース=音楽・映画などを制作すること 」
とあるように、音楽で言うと基本的には
・CD制作(楽曲制作を含む)
・ライブイベント
・その他デジタルコンテンツ等の制作
を行う時に、「全体の統括(仕切り)」をする
のがプロデューサーであります。
で、重要な事はCD制作のプロデュースなら
CD制作においての”客観的判断”が出来るか
どうかが非常にポイントになってきます。
なぜかというと、音楽の制作というものは
非常に多岐に渡るクリエイターが一緒に仕事を
します。例えばCD制作だったら・・・
・アーティスト(例えば歌手)
・作曲家
・作詞家
・編曲家(アレンジャー)
・演奏家(スタジオミュージシャン)
・マニピュレーター(打ち込み)
・エンジニア
・カメラマン
・ジャケットデザイナー
等がどう考えても一緒の現場でアイディアを
出し合いながら一つの作品を作る、という事は
容易に推察できますよね?しかも、発売物を
作る位のクリエイターならば、やはり自分の
スタイル(感性)を持っているので、
当然のことながらそれぞれのクリエイターの
主張が平行線をたどることがあるわけです。
(例えば、デザイナーがジャケットはオレンジ色
をベースとした作りが良いと提案してくれたけど、
アーティストは青色が良いと感じているとか)
プロデューサーは様々な意見・アイディアの
渦の中からアーティストを輝かせるには
どういうやり方がベストか?を客観的に判断し、
全体像を見ながら適切なプランニングを出します。
クリエイターや演奏家はオーラを放出しながら
感性をベースに物を創っていく(弾いていく)
ので、場合によって客観的評価を自分自身の
アイディアに対してするのが難しくなる場合が
あるのです。(判断が右脳ベースになっている為)
そういう時に全体像を見ているプロデューサー
の意見は何よりの判断基準になります。
一説には、ビートルズのイエスタデイは
最初バンドスタイルのアレンジだったそうですが、
プロデューサージョージ・マーティンの助言により、
あのアレンジになり、結果的に名作と呼ばれる楽曲に
なったという話を聞いたことがあります。
忘れてはいけないのは、プロデューサーの意見
というのは決してあてずっぽうに言っている訳でも
わがままに言っている訳でも無いのです。
従って、プロデューサーになる人というのは
通常アーティストやクリエイターとしての経験が
ある人が多く、自分の経験してきた音楽性やノウハウを
使ってプロデュースするという事が多いでしょうから
結果的に、自分で曲を書かないアーティストの場合等は
プロデューサーが自らアーティストに合った楽曲の
アレンジや作曲をする、という局面はCD制作において
良く見られると思います。
だから何にもノウハウが無くてプロデュース、なんて
できるはずも無いですが、一番大事なことって、
そのアーティストへの思い入れかもしれません。
但し、思い入ればっかりで客観的判断が出来ないのも
困るので、クールな頭もどこかにないといけません。
もしよろしければ、僕のサイトで恐縮ですが、
「PRODUCTS」のページに僕がプロデュースした作品
(主にサウンド面のプロデュース)のレコーディング
レポートを載せていますのでご覧になってください
僕の好きなプロデューサーはジェイ・グレイドンです。
マンハッタン・トランスファーとかアル・ジャロウ、
マーク・ジョーダンとかのプロデュースで有名ですよね。
名プロデューサーの手がけた作品、是非聞いてみてください!!
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