Q&A
質問:この前の返信とてもためになりました、、感謝感謝です・・・
音については長い目でみていきますね・・・僕の今の僕の目標は誰が
聞いても感動できる音を出せることになるのが目的なのですが、この前
僕の学校でthe policeのギタリストがコンサートしたんですよね・・
かなり感動でした。。彼がいっていたのですがいろいろなジャンルを
しなさいって、僕はロックギタリストになりたいのですが、彼がいうには
ロックばかりやっているといけないとのことでいろいろなジャンルを
したほうが断然うまくしロックも断然うまくなるっていってました
〔英語なのでちょっと自身ないですが〕すごくわかります。でも漠然と
いろりろなジャンルっていわれたので何をすればいいなやら。。
このことについてどうのようにおもいますか?後他にジャンルをするなら
どんなものが効果的ですか?(from FUMIさん)
回答:FUMIさん、こんにちは!
アンディ・サマーズが学校に来たんですか?!
凄いですね!僕も見たかった!(^.^)
ただ、僕はアンディ・サマーズは大好きだしStingも尊敬してますから
たいそうな事は言えませんが、「ロックばかりやっているといけない」
については、「よくわからない」と回答させていただきます。
勿論、FUMIさんが今ボサノバが好きで、どうしてもボサノバの
練習がしたいからロックも一回お休みしてボサノバやる。これは
分かります。しかし、何故他のジャンルもわからないのにロック以外の
ものをやらなければいけないのか。これについては僕はわかりません。
僕だったら、構わずロックを練習すると思います。一つのものが
きちんと出来るようになるとその副産物として、「自分は練習すれば
ここまでは出来るようになる」という完成形のイメージというものが
沸いてくると思うんです。ロック以外のものをやるのはそれからでも
遅くないと思います。全てのジャンルが弾けるのはとても良いことだし
沢山のジャンルを弾けるのは沢山のアーティストとコラボレートできる
可能性が広がりますし、自分の中の今まで開いていなかったドアが
開いていくと思うんですね。ただ、僕は「勉強になるから他のジャンルを
やる」というのがどうしてもアーティスティックに感じられないんです。
芸術ではなく、作業をこなしているような感じがあります。
だから、まず弾けるとか弾けないとか上手いとか下手とかいったん置いて
おいて、好きな音楽をリスナーとして探していったら良いんじゃないかと
思います。プロ・ミュージシャンの多くはBGMとして音楽を聴いている訳で
はなく、本当に好きな音楽をちゃんとコピーしながら自分のスタイルを
作り上げていっていると僕は思います。エディー・ヴァン・ヘイレンは
エリック・クラプトンとアラン・ホールズワースをミックスした自分の
スタイルを作り上げています。ただ、それはお勉強的に「ホールズワースが
上手いからこれが弾ければ認められる」的なものではないと僕は思います。
本当に好きなものであれば、FUMIさんに演奏家の血があれば、モノにしたい!
と思うはずです。そういう心境になってから色々勉強しても良いじゃないですか。
結局、僕はジャンルというものは「そのジャンルそれぞれの独特の表現
→独特のリズム、独特の歌いまわし、独特の和音感」等が大きな要因になると
考えているんです。これは文面や譜面からは得ることの出来ない情報です。
「耳=サウンド」「目=映像」からしか得ることが出来ないと考えます。
ですので、「見たり聴いたり」の世界が一番勉強になる、すなわち
そのサウンドに浸っている事が出来なければなかなかそういうジャンル独特の
表現を得る事は難しいと思うんですね。だから、好きな音をしっかりと
出来るようにしたほうが良いと思います。そりゃ、テクニカルな速弾きが
出来れば良いとか、ジャズが弾けると良いとか、クラシックが弾けると
良いとか、色々あるでしょうが、僕は1個でも良いから本物が無いと
いけないんじゃないかと思います。意見が割れてしまって申し訳無いんですが、
僕はアンディ・サマーズもポリスも大好きなので、そこは勘違いされないよう
よろしくお願いします。それでは!!
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