Q&A


  ■アコースティックギターの練習方法を教えてください!
質問:こんにちは!初めて質問させていただきます!僕は
アコースティックギターの弾き語りをしています!アコースティック
ギターの効果的な練習方法をできれば教えてください!
また洋楽のアーティストでおすすめのアコースティックギタリスト
がいれば教えて下さい!(from 素敵な歌うたいさん)

回答:素敵な歌うたいさん、ども!
アコギの練習方法ですね。基本的に楽器の練習の基本というのは
まず良い音を鳴らす為に方向付けとして「フォーム」を勉強するという
のはアリだと思うんです。フォームを勉強する必要のないギタリスト
というのもいます。例えば、イングヴェイ・マルムスティーン。
元々耳が良いギタリストというのは、自分がどういうピッキングを
しているかというのを意識しなくっても自然と良い音を出すことを
心がけるので、勝手にフォームが良い音を出すように修正されていくのです。

しかし、一般的な話として「良い音を出すフォームで弾くんだよ」
とアドバイスされて、「わかりました、これから良い音を出します!」
と答えられる人はなかなかいないものです。ですから、そのガイドラインと
して演奏フォーム、例えば手首の使い方、左手の指使い、ピックの持ち方
などなど、方向性としてフォームを勉強するのはとても良い楽器の
勉強方法だと思うんですよ。

勉強方法に関しては、今は映像で勉強するのが良いと思います。
ライブを実際に見るのも勿論重要ですが、技術という事だけで言うと
教則ビデオ、教則DVDを見るのがお勧めです。特にDVDは画面のアングル
調整や必要なチャプターを瞬時に呼び出せるということと、
何回見ても画質が劣化しないのが良いですね。僕も教則ビデオなどを
アマチュアの頃にテープが擦り切れる位何度も見ました。
コマ送りとかの機能も使って(笑)フォームなどを研究しましたよ。
僕が尊敬するアコースティック・ギタリストTuck Andresの教則ビデオを
見ていたんですが、難しい難しい(苦笑)とても勉強になりますね。

アコギの弾き語りだとコードを弾くのがメインになると思うのですが、
コードばかり弾いていても上達という意味においては効率が悪いですから
スケールを弾いて指の神経を発達させていくのも良いでしょう。
逆にエレキの場合だとソロばかり弾いていても、指の神経が発達しません。
複雑なコードチェンジを練習することによって、逆にソロでは使わない
指の神経が発達するので、今まで弾けなかったソロフレーズが簡単に
弾けるようになる場合もあります。アコギは弦も太いので指の練習には
最適なのでクロマティック(半音)のフレーズでフィンガートレーニングを
やったり色々なポジションでメジャースケールを弾く練習をしてみてください。
ピッキングに関しても、単音を弾く練習をするとピッキングは伸びますから
カッティングに加えて、単音のピッキングを練習すると良いと思います。
お勧めのピッキングはピック・アルペジオです。コードの音をバラバラに
ピックで弾いていくのですが、これがなかなか難しいんですよ。
是非練習してみてください。

一方、弾き語りのスタイルでアコギを練習するとしたら、お勧めの
アコースティック・ギタリストはPaul Simonですね。Simon & Garfunkelの
作曲や演奏を行っている人ですね。「スカボロー・フェア」のアルペジオ
等はとても勉強になると思います。また、「ボクサー」という曲では
3フィンガーピッキングという奏法が使われていまして、これを弾き語り
するのはなかなか手ごわいですよ。ただし、自分自身はエレクトリックと
アコースティックの両方を均等に弾けるプレイヤーをリスペクトしているので
Eric Clapton、Char、Al DiMeola、Jimmy Page、等が好きですね。
最後に、僕のアルバム「GOOD WAVE」にアコースティック・ギターで
演奏している「New a.g.e」という曲が入っていますが、この曲の正体は
New acoustic guitar etudeというアコギの練習曲なんです。是非ギターを
手にとって弾いてみてください!!

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