Q&A
質問:前回の質問の続きなのですが、加茂さん流だと
ソロは左手主導、バッキングは右手主導ということになり、
なおかつチョーキングはダウンピッキングということになる
わけですが、単音バッキングのフレーズにチョーキングが入って
いて(5・6弦、ときには4弦のチョーキングの場合にあるような、
弦を下に下げるチョーキングではなく、1〜3弦の場合の弦を上に
上げるチョーキングです)、右手主導でオルタネイトで弾くと
そのチョーキングのところにアップピッキングが来てしまう場合、
オルタネイトを崩してダウンピッキングをするべきなのか、
バッキングのときだけはアップピッキングでもいいことにするのか、
どうなるのでしょうか。僕としてはバッキングのときだけは
アップピッキングでも問題ないのかな、と感じています。
よろしくお願い致します。(from らーめんさん)
回答:どもです、らーめんさん(^^)
バッキングの際にチョーキングが入ってきた場合ですね。
確かに僕はチョーキングの時にダウンピッキングを使う事が
多いのですが、必ずしも100%ダウンピッキングというわけでは
ありません。重要な事は、チョーキング=ダウンピッキングでは
なく、強い音を出したい=ダウンピッキングを使うとやりやすい
っていうことなんです。で、一般的にはチョーキングとは
歌でいう「コブシ」のような物になることが多いので、強い
タッチが必要になる場合が多いです。なので、そういう場合は
僕はバッキングだろうがソロだろうがダウンを使うかもしれません。
当然、「オルタネイトを崩してもダウンで弾きます」。
そもそも、オルタネイトピッキングはリズムを取りやすくするため
に、という意味があるのですが、逆に言えばリズムが取れるのなら
オルタネイトは無視しても問題無いのです。まず基本姿勢として
僕はそういう考え方をしています。バッキングでもソロでも僕は
自分が今何ピッキングをしているかということは考えていません。
あえて説明をするならば、ダウンとかアップとか解説できますが、
自分自身の演奏中にそれを意識しているわけでは無いです。
(勿論、奏法の練習中はピッキングの事を意識する事はありますよ。)
それを前提とした上で、らーめんさんの弾きたいバッキングの
フレーズであれば、それがバッキング中にアクセントをつけたい
フレーズだったら僕ならダウンで弾くかもしれません。
逆に、流れるようなタッチで弾きたいラインであれば
アップで弾く可能性もありますね。実際のテンポやフレージング、
前後の関係によって奏法はその場で瞬間的に決定されるので、
必ずしもどっちが良いとは言えないと僕は考えます。
しかし、一つだけ言える事は、ダウンでもアップでもどちらでも
全く問題無い、ということです。
バッキングだからオルタネイト、とは限らないですよ。
バッキングだからノリがよければ良いのです。オルタネイトで
弾いたからノリがいいとは限らないです。あくまでも、僕の考え方は
奏法よりも、実際の出音を出すためにケースバイケースで対処して
いくというものです。フレーズによっては左手主導でバッキングする
可能性も十分考えられます。考え方を一つに決める事はしません。
例えば、1コーラス目はダウンで弾いたけど、2コーラス目は気分で
アップになっちゃうかもしれませんしね。それはそれで良いかもしれません。
考え方が沢山あれば、無限の音色が出せるような気がしませんか?
みんなで色んな弾き方を研究してカッコいいサウンドを追及しましょうね!
らーめんさんもカッコいいサウンドが出せる奏法が見つかったら
僕に教えてくださいね!!
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