Q&A
質問:こんにちは。毎度すいません。
質問です、今回はギターの位置、つまりストラップの長さについてお聞きしたいんですが、
僕は将来ロックのギタリストになりたいんですが(L'Arc〜en〜CielやGLAYみたいな感じ)
ロック=ストラップが長いという方程式が僕の中で成り立ってしまいます、そして僕もストラップが
長いのが好きです。しかし、僕が背が低く、手も小さいのも手伝ってストラップを長くすると
座って弾けるスウィ−プなどのテクニカルなフレーズがひけません。それに長くするともしかしたら
変な癖がつくかのような気がします。しかし将来的には絶対長くしたいです。
どうすればいいのかアドバイスお願いします。(from モンクさん)
回答:こんにちは、モンクさん!
ストラップを長くするかどうか、については奏法の話というよりは
「指の長い短い問題」になりますよね。指が短いのに努力したら指が伸びた、
というのは現実的には難しいので、今回の場合モンクさんのお体に合った
やり方で、という観点での僕の提案ということにさせてくださいね。
1・ショート・スケールのギターを使う
2・テクニカルなフレーズはライブでやらない
3・ロック=ストラップが長いという方程式を辞める
(4・極端なまでにワイド・ストレッチフレーズを練習して指を今以上に広げる)
という3点(1つオマケで加えました。)が上げられます。
1については、ギターは何をお使いですか?個人的に一番お勧めなのは1なんですが、
フェンダーのストラトでショート・スケールの物が発売されています。一時期売ってなかった
んですが、最近また売られているようです。このタイプのギターはかなり弾くのが楽だと
思いますよ。ギター業界には、何だか変なしきたり?みたいなものがあって、
「太い音は太い弦で弾け」とか、「指が短くてもロング・スケールを使え」とか意味不明
の習わしみたいなものがあるようですが、僕にはさっぱり理解不能です。
何故なら、エディー・ヴァンヘイレンは細い弦であれだけの太い音を出しますし、
ショート・スケールのギターを使っているCharさんは間違いなく日本のトップ・ギタリスト
ですから。個人的見解ですが、ギターは「指や手の大きさに合ったギターや弦を選び、
適切な奏法を勉強するのが上達の秘訣」だと考えます。
2についてはテクニカルフレーズにこだわるのではなくて、バッキングのグルーブ感で
あったり、感情表現力であったりそういうものがロックの醍醐味だと僕は思いますので
必ずしもテクニカルフレーズにこだわる必要は無いと思いますが、提案としては
そういうテクニカル物を弾くときだけは「モニターアンプ(返しのアンプ)」に足を乗せて
弾いてみては如何でしょうか?そういうギタリスト結構多いと思いますよ。
3についてはですね、ロックというのはそもそも「既成概念をぶち壊す」音楽のはずなのですが
このロックという言葉自体が一つのジャンルになってしまっている感があると思います。
ギター業界を見回してみてください。10年前はギタリストは長髪で、ギターを下げて、
テクニカルフレーズをキメて、みたいなトレンドがありましたが、最近じゃみんな髪の毛を
切ってますよね?レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを知っていますか?
僕はあのバンドのギタリストはかなりカッコいいと思っていますが、ギターの位置は高かったように
思います。しかし、僕にとっては全く問題無くカッコいいなと思います。彼はロックの既成概念を
ぶち壊す良さを持っていますよね。
・・・と、色々提案してみたのですが、モンクさんはきっと指を広げたいと思ってらっしゃる
んですよね?(^^)それには、やっぱりストレッチフレーズに慣れるしかないですよ。やっぱり。
ストレッチフレーズを練習するには、決して速弾きで練習しないほうが良いですよ。
最悪指や手首をけがしたりすることもありますから。特に最近寒いから用心して下さいね!
頑張ってください!!
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