Q&A


  ■DTMの機材についての質問パート2
質問:先日はいろいろとありがとうございました、とても参考になりましたm(_ _)m
またDTMの機材についての質問になってしまうのですが、CubaseのSXの最新版や
RMEのDigifaceをインターネットで見ましたら、両方を合わせて買ってしまいますと、
とてもいい値段になってしまうことが分かりました。悲しいことに、今は就職活動の
ためバイトをすることができませんので・・・。そこでProtoolsのMbox Factoryと
いうのを発見しましたところ、中々お手ごろでしたのでそれも視野に入れようと
思い始めました。そこで、私はProtoolsを使ったことがありませんので、また
加茂フミヨシさんにご意見を聞こうかと思いメールをしました。あと、加茂フミヨシ
さんはオーディオインターフェイスは良い物が言いとおっしゃておりましたので、
Mbox Factoryに入っていますオーディオインターフェイスはどうなのかと思い、
メールをしました。またご意見の程よろしくお願いします。ちなみに、DTMでは
インストの曲などのデモテープを作りたいと思っています。
P.S このホームページのギター研究とても参考になりました。ジャスやフュージョン
などの曲もやっていただけるととても参考になりますので、
よろしくお願いしますm(_ _)m(from ひでさん)

回答:ひでさん、こんにちは!メールありがとうございます。
ギター研究の方見ていただいてありがとうございました。
ジャズやフュージョン等他のジャンルの曲も次作以降で
考えているんですが、なかなか時間が無くって・・できるだけ早くやりたいです!
ひでさんはギターインストラクターを目指されているのですね。
この仕事は大変な事がなかなか多いですが、とても充実した日々が
過ごせると思いますよ。頑張って下さいね。

就職活動は大変ですよね、僕も自分の就職活動の頃を思い出しました。
1日2社のペースで回って、夜はバンドやっていたんでやっぱり忙しかった
ですね〜。(>_<)でも、話は変わりますが就職されるんですか??
ギターの仕事を目指されるのであれば、絶対に就職しないで時間の取れて
確実に収入のある派遣とかバイトの方が有利だと思いますが・・・
就職すると練習時間は取れないですよ。面接の時に「あ〜うちは時間あるから」
とか面接官が言ってても、実際仕事が始まると定時にあがるのは難しいと思いますよ。
ちょっと気になったので・・m(_ _)m僕は自分の所の弟子には派遣の仕事を薦めてます。
ギターの仕事をするためには、9時〜17時の仕事で、「17時1分に帰れる仕事を選ぶ事」
が何よりのポイントになります。そしたら17時〜25時位までは自分の時間が
できますよね?普通に就職するとなかなかそうはいかないんですよ。
回りの目もあって、「制度としては帰れるんだけど、社風(雰囲気的に)として帰り
にくい」って話、サラリーマン経験のある方だったら「うんうん」って解って頂けると
思うんですよね。すいません、ちょっと心配してしまいました。

さて、Protools関係に関してですが、信頼できるProtoolsシステムを揃えると
Cubase+Digifaceのコンビネーションよりも、「ゼロが一つ多い見積もり」に
なります。デモテープ制作の目的であれば、「自宅ではデモに留める」という
コンセプトで買い物をしたほうが良いと思います。ですから、RMEも中古とか
で全然いいと思いますよ。ギターフレーズにノイズがちょっと入ったとしても
デモとしては大した問題はありませんから、どうせスタジオで本番弾きなおせば
良いや!位の感じでいいと思いますよ。で、打ち込みに関してはソフトシンセを
多用すればノイズは基本的にはありませんから、CubaseSXの新しい奴にEdirolの
ソフトシンセでも一発買っておけば十分なデモが作れると思います。
あとは、お金に今後余裕が出来たらソフト・サンプラーを購入されるといきなり
プロレベルの音が出せるようになりますよ。お勧めはHalionって奴です。

Protoolsに関しては、ご自分で購入されるというよりは、「Protoolsシステムを
搭載しているスタジオに出入りする」という方が良い方向だと思います。
僕は、そういうの徹底してるんですよね。例えば・・・ギターのメンテナンスは
自分でやらないで、ギターテクニシャンにやってもらうとか、エンジニアは
自分でやらないで、プロデュースに徹するとか。それは今自分がやろうとしている
事がギターを弾こうとしてるのか、プロデュースをしているのか、アレンジを
しているのか、視点をはずさないためということと、プロの仕事として、
人の仕事の領域を侵さないようにしたいという意味があります。
例えば、アメリカだとコンサート会場の楽屋の床にゴミが落ちていたとしますよね?
で、僕がそのゴミの位置に手を伸ばせば届くとします。普通にゴミを拾って
捨てれば良いと思うじゃないですか?ところが、「楽屋のゴミを拾う」という
仕事をする人が別にいた場合、僕が”勝手に”ゴミを拾って片づけるということは
その人の仕事を犯すということになるとアメリカでは見なされる場合があります。
プロの仕事として、自分の担当した仕事をきちんとしなさい、という文化が
ショービジネスの国アメリカでは根付いているのです。アメリカのやり方が良いか
悪いかは別として、僕はギターの演奏を生業としているのであるから、ギターの
調整は調整の仕事を生業としている人にお願いする、という考え方を持っています。
同様に、Protoolsに関しても、Protoolsのオペレートを生業としている人に
お願いして、僕はプロデュースに集中するという考え方をとっているのです。
もしよろしければ参考にして下さい!!

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