■「ひたすら弾くだけ!ギタートレーニング」で練習をするのはどうですか? |
質問:加茂先生 こんにちはーいつもお世話になってます。ぎいすこです
今回またQ&Aでメールをさせていただきました。質問内容は
最近毎日どんな事でも最低ギターを30分弾いてます(体調が悪いとき)
良いときは二時間くらい弾いてるはずです。やっているものは特に考えて
ないですがむしゃらかもしれないですそれじゃいけないと思います。
それで考えて見たんですが練習メニューも思い付きませんし効率の良さは
分からないですが一つの案に辿りつきました。
それは加茂先生著書のひたすら弾くだけ! ギター・トレーニングをやる!!
と言う案なんですが、どうでしょうかねそれとフォームは気にしたほうが
いいでしょうか?イチイチ気にしたら挫折や練習に集中できない場合が
あるかもしれないですフォームは基本だけでもいいんでしょうか?
宜しくお願いします(from ぎいすこさん)
回答:ぎいすこさん、こんにちは。なかなか忙しくてお返事が遅れがちなのですが
更新可能な限りは頑張りますので、よろしくお願いしますね。(^^)
さて、「ひたすら弾くだけ!ギタートレーニング」についてですが、
この本のコンセプトというのは「スポーツクラブ」なんですよ。ぎいすこさんは
スポーツクラブって行った事ないと思いますが、ここってかなり革新的なレッスンを
していることに僕は気づいたんです。それは、
1・通常音楽のレッスンというのは毎週何曜日の何時からという形だが
スポーツクラブのレッスンというのはいつ誰が行ってもOKになっている。
2・通常音楽のレッスンにおいてグループレッスンをする場合は、極力生徒の
レベル差が無い方が講師にとって教えやすいものであるが、スポーツクラブの
レッスンというものは上級者から全く初めての生徒が混在しているグループレッスン
においても「レッスンが成立」するようにプログラムされている。
3・通常音楽のレッスンというのは「時として苦しい」ものであるが、
スポーツクラブのレッスンというのは「汗をかくけれども、楽しい」ものである。
そして、レッスンを受けると「必ず肉体的に向上する」所がポイントである。
ここに僕は着目したんです。というのは僕自身が最近健康のためにスポーツクラブで
レッスンを受けていて、そこで身をもって上記の3点について知ったんですよ。
それで、僕は「上級者から全くの初級者までが練習が出来て、難しい事を考えずに
ひたすら弾きまくりながら上達するプログラム」は無いものかとリットーミュージックの同じくスポーツクラブに行っている編集者のN氏と打ち合わせを重ねて完成したのが
あの「ひたすら」なんです。出来上がりにはかなりの自信を持っていますよ。
あの本を気軽に毎日やっていただければ相当な実力がつくと思います。それで、
ある程度弾けるようになった段階で、今度は理論の本等を勉強してもらえれば、
通常わかりにくいと言われている音楽理論もスラスラと頭に入ってくると思いますよ。
フォームとかはあんまり気にしなくて良いです。「ひたすら」の特徴は「繰り返して
練習出来るようにフレーズ設計されている」という所で、ここがスポーツクラブ的
なんですが、変なフォームで弾いているとそもそも繰り返し出来なくなります。
なので、自然と弾きまくっていくうちにフォームも矯正されていくように
フレーズを作っていますので、細かいことは気にしなくて結構です。
勿論、本を読んでいるだけでは駄目ですから、教本というのは自分の活動のガイドに
使うのがベストですので、とにかくバンドを組んでコピーをやったりオリジナル曲作り
に挑戦したりするということを教本片手にやっていけば必ず上達すると思います。
頑張ってくださいね!