Q&A


  ■加茂さんがお薦めする教本は何ですか?
質問:初めましてーこんばんわーぎいすこと申します。
今回Q&Aでメールさしてもらいました。内容何ですが複数御座います
一つ目はオススメDVDと教本です 僕が推薦するのは
宮脇先生の 究極のプレイフォーム わくわくギター教室
野村大輔先生の ギターがうまくなるのDVD版です
だと思ってます。先生も何かオススメするものこれ読めば少しは
上達の早さが変わるよみたいな物があれば是非参考にしたいです
二つ目は毎日の練習メニュー
これは今結構悩んだり不安ですでも僕がとりあえずやった方がいいのは
フィンガリング バッキングの練習だと思います後は初心者ですし知識も
薄いのでこれ以上は分かりませんが・・・ランディーローズやエディ
ヴァンヘイレンのモノマネも凄いやってみたいですが難しいですね笑
3つ目は練習時間
これはよく先生もよく聞かれてると思いますね笑HPも見た結果っですが)
僕は先生の雑誌のコメントを見てとても驚き共感しました、それは、一日の
練習時間は5分でもいい自分が満足するまでと言う事ですこれはとてもいい
コメントだと思い感動させてもらいました。確かに5分でもいいと思います
集中できれば集中できないのに3〜4時間やっても上達しませんし
嫌になりますもんね集中できないならまだテレビを見て娯楽を楽しんだ方が
いいと思いますねまぁーでも学生の内に色々とフレーズをこしたいので
一日一時間半はやりたいですね部活もあり多忙な日や朝が早いので
眠い日が多いですが
4つ目は最後の質問ですごめんなさい長文につき合わせてしまって
弦の張替えです教本を見ても加減がわからず弦が切れてしまいイマイチ
よくわからないですそうした場合最初の内は楽器屋に聞いたほうがいいでしょうか?
すいません一度のメールに4つの質問をしてしまい申し訳御座いません。
宜しくお願いします(from ぎいすこさん)

回答:ぎいすこさん、はじめまして!もしかして、ぎいすこさんの
ハンドルネームって「ギタースコア」の略ですか?
それとも、「ジョンスコのギターが好き」とかそういう意味ですかね(^^;

さて、回答です。宮脇さんや野村さんは僕も交流があります。宮脇さんとは
一緒にクリニックやったことあるんで彼のスタイルは良く知っています。
野村さんとはプレイした事ないのでスタイルはわからないのですが、
宮脇さんの元生徒さんとの事で、きちんとプレイフォームを覚えさせるという
レッスンなのではないかなと思います。(それからとても優しそうな方です!)
なので、両方の教材とも良質なものだと思いますんで、是非それを一生懸命
やると良いと思いますよ!で、他の本ということであれば僕もリットーさんから
本を出させてもらっているんで、当然リットーさんの本が一番良いと思います!
しかし、具体的にどの本がというのはちょっとわからないので、色々立ち読み
してみると良いと思いますよ。(^^)もし興味がありましたら僕の本
「速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由」と
「ひたすら弾くだけ!ギター・トレーニング」もちょっと読んでみて下さい。
幸い両方ともとてもご好評を賜っている状況ですので、
是非チャレンジしてみて下さい!

それと、僕は教本だけで勉強するということに関してはあまりお薦め出来ません。
やっぱり上達する一番のコツはギタリストを目指すのだったら実際にバンドを組んで
活動したり、実際に世にある音楽を聴いて研究する事が大事です。その時の参考文献に
なるのが教本だと思うんですよ。いくら指が自由に動いたり完璧なフォームで
弾けたとしても、そこに音楽性が無ければ、
「〜〜さん凄いギター上手いね、〜〜さんの曲を是非聴いてみたいんだけど」
ってなった時にお客さんを満足させる事は出来ないと思います。
ギターが上手くなるということは
「自分の中にある音楽性を、具体的な音にするための技術が身につく」
という事だと考えます。という事は、音楽性が無ければ上手いけど中身は空っぽ、
みたいな感じですよね。世界には沢山の素晴らしい音楽があります。そういう音楽
を聞いて感動し、その感動を自分の中に感動体験として蓄積していく事こそが
最も重要な音楽の勉強だと思います。技術なんて無くても大した問題ではないんですよ。
ギターテクが全然無くっても凄いメロディアスなギター弾く人って沢山いるじゃないですか。
僕はそのように考えています。初心者だって全然「そんなの関係ねー!」ですよ。(笑)

なので、練習メニューの中に「メンバーを探してバンドを組み、ライブ活動する!」
「オリジナル曲を作って、その中でギターを弾くことを模索する!」
「ライブが良いバンドを見に行って研究したり、オリジナル曲が良いバンドの曲を
聞いて分析する!」を付け加えてください。(^^)(そういう分析をする時に必要なのが
教本であったり、音楽理論であったりするのだと個人的には思っています。)

練習時間については、納得出来るところまで練習するのが大事です。ですから
10時間弾いても納得がいかなかったら12時間位やると良いでしょう。逆に、5分でも
納得が行くのであればそれでも構わないという意味です。何時から何時まで何分
弾いてとか、そういう受験勉強みたいなやり方では音楽性は身につかないと思います。
思うがままに、やりたいようにやる。(同時に回りへの気配りも忘れない)
誰が何と言おうと自分の考え方を曲げない。(自分にとって必要な意見だと思ったら
それはそれで吸収すれば良いでしょうし。)これがアーティストには大事だと思います。
それから、もし将来ぎいすこさんがプロを目指すということになった場合は、
プロの世界というのは「プロなら最低これ位は出来るだろ」という暗黙の了解みたいな
世界がありますので、娯楽を一回忘れて練習に打ち込まないといけなくなるかもしれません。
だけど、まだ将来の進路等を考える時期でないのであれば、なるべく沢山の経験をすると
良いと思います。部活や学校、色んな経験をした結果、音楽でプロになりたいと
思うまでは今のような練習で良いと思いますよ。楽しんでやると良いと思います(^^)

最後に弦切れについては、ピッキングが強くなりすぎていないかチェックして下さい。
ピッキングが強すぎると弦切れの可能性が出てきます。かといって柔らかいピックを
使うのは僕はお薦めしません。固いピックを力を抜いて弾いた時に、はじめて良い音が
出ると考えています。以上、参考になれば幸いです!

[前のページ]  [メニュー]  [次のページ]