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  ■セーフなフレーズとアウトなフレーズの境目は・・・
■セーフなフレーズとアウトなフレーズの境目は・・・

加茂さん、こんにちは!前回はありがとうございました。加茂さんの
説明は丁寧なのでとても勉強になります。教則本楽しみにしてます!
出来ればHPにて詳細希望です!!また質問お願いします。
僕は昔ギターを習っていて、そこでスケールによるアドリブを
習った時に先生に、慣れないとスケールを隣り合った音にしか
弾かないから三度以上インターヴァルをとると良いよと教わったので
自分なりに研究したのですが先日、教則本を読んでいたらセヴンスコード時
以外で4度、5度音程を使う場合トライトーンに注意と書いてありました。
僕のお気にいりのフレーズに、あるコードトーンをペダルにして
インターバルを広げてくフレーズ
(例えばAマイナーコード時、E、A、E、B、E、C、E、D)が
あります。この場合はトライトーンは発生しないのですが、
(Aマイナーコード時、C、E、C、F♯、C、G、C、A)だと
CとF♯が増4度でトライトーンになってしまいます。他にも
エクササイズの定番の4度進行フレーズ
(KEYCメジャーでC、F、D、G、E、A・・・・)も、
どっかしらトライトーンが発生するので実践ではアウトなのでしょうか?
僕個人的にトライトーンの考え方として和音にするとアウトで
音を混ぜる事なく順に弾けばトライトーン音程でもセーフと思って
いたのですがどうなんでしょうか?それともうひとつ似たような事
なのですが質問です。スケールの中には各コードに対して
アヴォイドノートがありますが、これは弾いてはいけないのでしょうか?
これもギターを習っていた頃の話なのですがスケールでアドリブを
とった時に先生にフレーズの最初の音をアヴォイドノートで弾いては
駄目だと言われました。あまり理論でガチガチにすると良い音楽が
出来ないと思うのですが僕みたいな凡人には理論の壁が怖くなって
しまう時が多々あります。長くなってしまいましたが
回答の方よろしくお願いします。(from モアさん)

回答:モアさん、こんにちは。教則本楽しみにしていただいてありがとう
ございます。多分、あと1週間〜2週間以内に詳細が発表できますので
もうまもなくですので大変申し訳ありませんがもう少しお待ち頂けますか。
僕も本書くの初めてなので、何かと勝手がわからなくて全くホームページ
も更新できていないので、まずいなぁと日々思っています。(^^;
もうちょっとだけお待ち下さいね!!

さて、モアさんの質問を整理すると「あるフレーズがバックのコードに
合うか、合わないか」ということを意識されてますよね?
>(Aマイナーコード時、C、E、C、F♯、C、G、C、A)
>各コードに対してアヴォイドノートがありますが、

もしそうであれば、僕の私見はこういうものです。
基本的にフレーズが合う合わないというのは、小節とフレーズを
「縦に見る(例えば8小節のフレーズの2小節目の箇所だけ切り取って考える)」
と、合わないフレーズでも、「横に見る(8小節まるまるを一つのフレーズとして
考える)」とOKになる場合が実践では多々あると考えています。
僕のバンド「fj〜future jazz」のメンバー、樺山潤一郎さんはトライトーン
のフレーズをマイナー7th等のコードでも使いますが、フレーズの流れが
良いので、全く問題無く使えています。

次に、アヴォイドノートですが、例えばCイオニアンの時はFを避けるように
演奏しますが、フレーズの流れによってはFが入ってしまうことがありますが、
これも問題ありません。

じゃあ、ギターのレッスンの時にどうしてアヴォイドやトライトーンの話が
出るのかというと、その先生の指導法は正しくて、
練習というものは本番とは異なるもので、例えばアドリブを練習するにしても
「制限された状況」の中で練習した方が、ある項目について効果的に学べる事
が多いからです。例えば、レッスン時のアドリブにおいては、アヴォイドを
全く使わないでフレージングする練習をすれば、少なくともアヴォイドを意識
出来るスキルはつきますよね?それが本番の時の演奏に効いてきて、例えば
アヴォイドばっかり弾いちゃうような状況は脱出しやすくなります。(あまり
無い状況だと思いますケド、例えばという意味で)それってレッスンとしては
良い方向に行っていると思うんですよ。

また、一番大事なのはフレーズの流れなので、これは理論よりもウェイト
が大きくなってくると思います。ですので、時にはバックのコードやアドリブで
使う音をシンプルにしてフレーズの流れを考えていく練習も必要だと思いますよ。
頑張ってください!!

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