Q&A
質問:どうも!先日は腱鞘炎のことについてご回答ありがとうございました!
整形外科に行ったところ、何と僕の腕を超音波で見るなり「・・・・ギタリスト
の腕じゃないな。軟弱な腕だね〜。もっと練習しなきゃダメだよ」と一蹴されて
しまいました(笑 症状もそれから落ち着いてきたし、ヤブ医者ではなかった
ようですね(笑 それからやはりピッキングを少し力んでいたような気がしま
す。脱力は本当に難しいですね〜。ギターに限らず、速弾き時にはどの楽器でも
脱力が重要らしいですね。僕の姉は音大のピアノ科に通っていますが、同じことを
言ってました。さて、質問に移りたいと思いますがまさにその脱力に関してです。
脱力しなければいけないことはわかったのですがどの程度脱力すれば良いので
しょうか。僕の1つの基準は部屋でアンプを使って練習する時ってそんなに大
きな音量出せませんよね?そのときに生音のアタック音が聞こえない程度、と
認識しているのですがどうでしょうか?他のギタリストが言うには弦を撫でる
ように、とも言っていました。明確な基準ってあるのでしょうか。
(from 布・弁天巧斗さん)
回答:布さん、こんにちは。腱鞘炎治って良かったですね!
さて、脱力についての解答ですが、これは布さんのお姉さんの方が
詳しいと思いますよ。クラシックピアノの人は、様々な脱力方法を知って
いますよね。特にクラシックは演奏が難しいので力が入っていては絶対に
弾けない曲とかがありますから、お姉さんに聞いてみるのが一番良いと思います。
僕は、まず弦を撫でるとか生音のアタックが聞こえない程度とかは全く気にしない
ですね。大きな音が出せないのであればヘッドホンで練習してみたらどうですか?
弦を撫でるというのは結構微妙ですね。というのは弦を撫でるように弾くと
良い音がしないプレイってかなり多いですよ。カッティングとか、アクセント時の
ピッキングとか、チョーキング時のピッキングとか。ギターって速弾きよりも
何倍もこういうプレイの方が大事なので、弦を撫でるように弾くピッキングという
のは僕はやらないです。
注意点としては二点ありまして、一点目は「力が入らないテンポまで落として練習」
するということですね。クラシックの人とかは速いフレーズでもいきなり速弾きする
とかしないと思いますよ。まずはしっかりとテンポを落として練習して、だんだんと
テンポを上げていくような練習をしていると思います。焦っていきなり目的の
フレーズをオリジナルテンポで弾くようなやり方は力が入る原因になると思います。
次に、これはギターならではのものかもしれませんが、例えば布さんが右手に力
が入って悩んでいるとしますよね?その時に右手のことばかり考えるのではなく、
左手の事も気にしてみてください。片手だけに力が入るっていうことはあまりなくて
多くの場合、両手に力が入っていたりします。右手のピッキングに悩んでいる場合は
左手を脱力することを考えてみるのも良いと思います。また、左手が難しくなるような
プレイをしないというのも右手の練習としては有効でしょう。どうしてもギターの場合
右手と左手をシンクロして弾かないといけませんので、右手の練習をしようと思っても
左手のせいで上手く弾けないということもあります。なので、右手の練習をする時は
左手の練習をしない、もしくは、左手を超簡単なフレーズにしてしまうというのも
お勧めです。頑張ってください!
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