■裏三拍五連とかでフレーズを弾けるようになるメリットはあるでしょうか? |
質問:前回の質問では有難うございました。前回のアドバイス
を受けて譜面作りをしています。あとコードトーン+テンション
の勉強とかモードの勉強なんかをしています。
で、前回、加茂さんが言われていた「ハウ等の演奏は必ずしも
スケールをそのまま使っているわけではない」の意味を考えて
いたのですが、それはジャズ的なアプローチによるパッシング
ノートを活用したりディレイドリゾルブ等によるものと
解釈してよろしいのでしょうか?
あと5度コードの進行にメロディーをつける場合、4和音など
より自由度が高いでしょうか?
(3度とか7度とかの制約が無い分。スケール的に)
あとリズムの練習で3連符、16分、5連符などを混ぜて弾く
エクササイズは有効でしょうか?あと裏三拍五連とかでフレーズを
弾けるようになるメリットはあるでしょうか?
(from 天の川さん)
回答:天の川さん、こんにちは。
譜面作りがんばって下さいね。さて、回答です。
>「ハウ等の演奏は必ずしもスケールをそのまま使っている
>わけではない」の意味を考えていたのですが、それはジャズ的な
>アプローチによるパッシングノートを活用したりディレイド
>リゾルブ等によるものと解釈してよろしいのでしょうか?
彼らクラスになると、勿論ジャズのスケール・技法は普通に
出てきますが、自分で新たなスケールを作ってしまったりとか
出てきますよね。アランホールズワース的とでも言うんでしょうか。
スケールというか、独自の歌いまわし(フレーズ)というものが
たくさん出てくると思います。そういったものを沢山習得するのが
彼らのような演奏をマスターするコツかと思います。
いくら理論で解析しようと思っても、結局の所カッコよさとは
フレーズのグルーブ感による部分が大きいですから、自分が気に入った
フレーズをコピーして、良いノリで弾けるようにする、そしてそれを
色んなサウンドの中で実際に弾いてみて試してみるというのが
一番の勉強だと思います。
>あと5度コードの進行にメロディーをつける場合、4和音など
>より自由度が高いでしょうか?
法則性は無いと思います。たまたまメロディーが出来て、たまたま
5度コードの進行だった、とか4和音でコードをつけていた、という
程度のものでしょう。あくまでもコードの基本は4和音のコード進行
をしっかりと理解していることが大事だと考えます。ただし、ロックや
パンクをやる場合、あえて5度コードを多用した曲を作ることは
ありますよね。ただ、自由度が高いかという観点では無いですね。
いずれにしても、メロディーというものが出来る瞬間というのは
法則性とか自由度とかそういものは無いと思いますし、バックのコード
が5度コードか4和音コードかということは意識すべき問題では
ないのではと僕は思いますよ。
>あとリズムの練習で3連符、16分、5連符などを混ぜて弾く
>エクササイズは有効でしょうか?
これは有効じゃないですかね。良い練習だと思います。
>裏三拍五連とかでフレーズを
>弾けるようになるメリットはあるでしょうか?
僕は、何かをする時にメリットとかデメリットとかそういうことを
考えないので、これについては正直言ってわからないです。
多分、メリットとか合理的とか法則とか自由度とかそういうことを
意識するなら、僕はそのまま理系の大学を出てビジネスマンになって
いたんじゃないかと思うんですよね。多分、そういう風に意図的に考え
ようと思えば出来るような気もしますが、僕の中で音楽をやる時という
のはそのような考え方はしていない、というかむしろ真逆なんですよ。
「サウンドが良ければ、デメリットな事があってもそれを選択する」
というのが僕の考え方です。ですから、そもそもメリットうんぬん
という考え方をしないので、僕にはわからないんですよね。
ただ、裏三拍五連が弾けるなら弾けるにこしたことはないんでは
ないかなと僕は思いますよ。研究してみてください!!