Q&A


  ■作曲の方法
質問:作曲はどうやってしてますか?やっぱむずかしいですか?(fromはなさん)

回答:こんにちは、はなさん。記念すべきQ&Aページのご質問第一号ですね!!
さて作曲の方法ですが、僕がいつも気を付けているのは「メロディーを良い物
にする」という事です。これは何よりもウェイトをおいて取り組んでいます。
バンドマンの人とかは、ロック系とかだとギターのリフを中心にスタジオで
音を合わせて、場合によってはボーカルの人がメロディーを最後につける、
なんてこともあるようですが、この場合は「ボーカルの人が作曲者」ということに
なってしまうと思います。(実際には話し合いで決められる事もあるようですが)

僕のお勧めするやり方はサウンド面については「アレンジ」の工程で行うべき
だと思います。作曲をする時はとにかくメロディーが良いものである、と
思えるまで五線譜を片手に煮詰めていくのが良いと思います。但し、メロディーを
書く時にジャンルを想定しながら作るのは決して悪い事ではないと思います。
具体的なサウンドをイメージすることによってメロディーが出てくるのであれば
積極的に行って良いと思うんですが、楽器をガンガン鳴らしながらメロを書いたり
コンピューターでループ物の素材を使ったりしてメロを書いていくのは個人的には
あまり好きでないやり方です。僕はメロディーを書くのに楽器を使いません。

極力「楽器」や「コンピューター」等、具体的な物を頼りにするのではなく
頭の中のイメージを頼りにメロディーを書くべきです。そうすることによって、
「転調」や「変拍子」等の難しいアイディアも自然に発想できます。
ループ物やサンプリング、ギターのバッキング等に頼ったメロディーの書き方は
どうもメロディーが「とってつけたような感じ」になってしまって自然に聴こえない
物になりがちだと思います。良いメロディーが仕上がっていれば、ループ素材等は
結構効果的に使えるんでしょうが、僕は素材を使った曲作りは好きではないので、
自分の曲はまずメロディーをしっかり書いて、アレンジの打ち込みもループ素材
等を使わずに、全て手作りで作っています。

話がちょっと難しくなってしまいましたが、とにかく作曲のポイントは「メロディー
を良い物にする」という事にどれだけウェイトを置いて取り組めるか?ということに
つきると思います。人それぞれやり方はあると思いますが、僕はメロディーを書く
時は楽器を持たずに紙と鉛筆を持って頭の中のイメージでメロディーを発想し、
「音程(音の高さ。ドとかレとか)」と、「音価(音の長さ。8分音符とか3連符とか)」
がどうなっているのかを頭の中で確認しながら(この確認作業時において楽器をガイド的
に使うのは良いと思います。)譜面に一音一音丁寧に書いていくやり方をお勧めします。

但し、一つのやり方にこだわっている訳ではなくて、良いメロディーが思いつくので
あればどんなやり方でも良いんだと思いますよ!!

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