森岡麗「Next Wind」(Compose)
 

森岡麗「Next Wind」 

発売日:平成16
年2月25日
発売元 : (株)オフィスルイCOMRADE Records
レコード番号 : RNCK-1001

Composed by:Fumiyoshi Kamo




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このピアノインスト曲の作曲面に関しては、Mile Stoneに楽曲
提供した「Times Change」と表裏一体の関係を持っているので
Times〜のコラムが完成したらそちらも合わせて読んでいただき
たいのですが、まず完全なるメロディー先行型の曲であるという
事です。メロディーが純粋に浮かび上がってきて、それを譜面に
起こしました。途中に部分転調を含むメロディーがありますが、
これも自然現象で発生した転調で作曲技法を使ったものでは
ありません。恐らくビバップ・ジャズの影響だと思います。

そして、イントロに印象的な8分の7拍子のリフを考えました。
これは、恐らくプログレッシブ・ロックの影響だと思います。
アマチュアの頃にアラン・ホールズワースとかイエスとか
徹底的にコピーしてたので、そういうリズム的な影響が
出たのかもしれません。コード進行に関しては極力、
クラシカルなイメージを大事にして作りましたが、やはり
部分転調の所等は僕がハーモニーを作るとジャズの影響は
少なからず曲中に出ているのかもしれません。

ここまで読んでいただけるとお分かりかと思うのですが、僕は
この曲を作曲した段階で、ピアノをイメージして書いていた訳で
はないのです。ただ普遍的な良いメロディーというものを追いかけて
作った、というのが僕の作曲時に考えていた事なんです。
同時に僕は、インスト向けのメロディーやボーカル向けのメロディー
は確かに存在すると思うのですが、インストで演っても、
歌っても、成立するメロディーというものも存在するんじゃないか、
と思っていたのです。この曲はそういうコンセプトで書いた曲です。

ですから、作曲が完了した時点で特に曲名はついていなかった
のですが、 この曲はインストと歌ものでレコーディングしたいな、
と思っていたんですよ。そしたら、クラシックの素養がある純然たる
ピアニスト森岡麗君とロック・アーティストMileStone、この対称的な
イメージを持つアーティストがこの曲を気に入ってくれて、しかも
「Next Wind」と「Times Change」という”未来に続く”というイメージの
曲名をお互いに打ち合わせもしていないのに、メロディーから
インスパイアされて考えてきてくれて、この曲をアルバムに収録
したいと僕に言ってくれた時は、本当に音楽にジャンルや国境は
無いものだな、と感じました。

ピアノアレンジについてはベーシック・アイディアをレコーディングの
時に事前に森岡君が考えてきてくれたのですが、殆どのアレンジは
スタジオで森岡君と僕で一緒に動物的な感を働かせて
「その場でやった」というのが正しいです。僕はそういう瞬間的な
インスピレーションをこの曲では大事にしたんです。特筆すべき事は
ピアノのミス・トーンもそのまま気持ち良いから、という理由で
そのまま収録したのはProduceのコラムで述べたと思いますが、
もう一つ面白い話があるので、この曲のGuitar演奏についての
レポートで述べたいと思います(笑)

 



(c) 2002. Fumiyoshi Kamo all rights reserved.
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