岡野勇仁「カモシカの恋」(Total Produce)
 

岡野勇仁「カモシカの恋」 

発売日:平成16
年9月29日
発売元 : (株)オフィスルイCOMRADE Records
レコード番号 : RNCK-1003

Total Produced by:Fumiyoshi Kamo


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岡野さんのデビュー・アルバム制作において、
僕が大事にしたことは、岡野さんはこれが全く初めての
音楽活動という訳ではなく、それまではコンサートを
中心として幅広い活動をなさっていた方だったので、
岡野さんが今まで演奏活動で培ってきた音楽感という
ものが100%出せるようにしようと心がけました。

岡野さんの音楽活動は非常に多岐に渡り、
伝統的なクラシックのコンクールで入賞したり、
リサイタルを行う一方で、テクノアーティストのコラボレーション
やボサノヴァスタイルの演奏を始めとしてピアノと
共演が考えられるほぼ全ての楽器の伴奏、共演をした
事がある方なので、その音楽性をアルバムにパッケージする
為に必要な楽曲を一曲ずつ吟味していきました。

結果としてアルバムには、エレクトロニカ&テクノサウンドを
主軸にした楽曲、民俗音楽を彷彿させる楽曲、ボサノヴァ、
伝統的クラシック、そして、バラードが並びましたが
沢山の素材を岡野さんが料理人として彼のピアノで調理した
独自のサウンドが生まれたと思います。そのためには
岡野さんのピアノサウンドを何より良い音に仕上げてくれる
エンジニアと場所が必要でしたので、スタジオは
aLIVE RECORDING STUDIO」を使い、エンジニアは
あの北城浩志さんにお願いしました。

レコーディング当日は、真夏の天気の良い日に、都心にあるにも
関わらず緑が沢山ある環境のスタジオに入ると、都会の喧騒を
忘れて音楽に集中して取り組むことが出来ました。
音楽的にはクラシックの香りがするんですが、発想はテクノ
の手法を取り入れたアレンジがアルバム中のいたるところに
見られる仕上がりになりました。

クラシックの作品はバッハのPrelude&Fuga BWV847を
ホーメイ(ホーミー)を大々的にフューチャリングして演奏しました。
ホーメイとは、伝統的な発声方法の一つで、 一人で二つ(以上)の
音を同時に発声するものなのですが、
この声のインパクトは、最新のシンセを凌駕するものです。
最初は、フレーズのバックグラウンドハーモニーとして
ホーメイを使っていたのですが、当日に僕のインスピレーションが
沸いて、曲の頭にホーメイ・サウンドをフューチャーしました。
この事によってアルバム全体に流れが生まれました。

最後は感動的なメロディーのバラードでアルバムを締めくくるの
ですが、最後のエンディングにアルバム1曲目のエンディングの
情景が登場します。これは岡野さんのアイディアによるものですが、
様々な音楽を楽しみつつも、アルバム全体のトータル感というものが
凄く出ている仕上がりになったと思いました。

発売して、いきなりHMVの「イージーリスニング&ポピュラーボーカル
売上チャート」の31位を頂き、本当に嬉しく思います。
岡野さんのピアノの一番の魅力は、色々な複雑なサウンド・アプローチ
の中ででも決して「メロディーを弾くこと」を忘れない事だと思います。
この事が岡野さんが「ハートウォームなピアニスト」と呼ばれる所以かな
と僕は感じています。是非このアルバムを楽しんでください!
全く新しいピアノの世界に浸れますよ!新型ピアニストの登場です!

 



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